終着点・ホームページに穴を開けよう!〜本丸に突撃〜


こんばんは。矢澤です。


今回のブログは前回の続き。
ホームページに穴を開けよう!シリーズの4作目です。

ここまで、ホームページを見るとはいったいどういうことなのか、ということをお話しました。
一直線の流れとは・・・?
そして一直線の流れを作るには、一体何を見ればよいのか、お客様の動きを想像しながら、一つひとつ確認をしていくことをお話しました。

——————-《関連記事》——————-
ホームページに穴をあけよう!!!ナニソレ?
ホームページだけじゃない、お店を良くする導線が大切!
続・ホームページに穴を開けよう!!〜どういう目で見てますか?〜
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今回は、前回の続き、検索をし、トップページを訪れ、メニュー一覧ページを見る、そしてホームページの終着点、メニュー詳細ページのお話です。




【第4の関所】お客様を完全に説得する メニュー詳細ページ


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メニュー詳細ページ・・・みなさんのページはどうなっていますか?

ただただ施術がどんなふうに行われるのか、なんとなくふわっとした文章が書かれていませんか?

メニュー詳細ページでやらなければいけないことはたったひとつ、

「ここなら今の私の悩みを解決できる!」

と思っていただき、予約、お問い合わせをしていただくことです。

このページまできていただいたお客様、もう数限りなく少ないです。
「ここは通さぬぞ!」と血走った目をした門番たちが、構える関所や門を見事にくぐり抜けてきた、選りすぐりの兵どもです。ここで、


 ―兵どもが夢のあと・・・


となってしまわぬように、最善の詳細文を盛り込んであげなければなりません。

さて、ではまた、ここでお客様が何を考えているのか、少し考えてみましょう。



❘ 1,ノリノリ系顧客タイプ


Shibata_katsuie

屈強な門番たちを筋肉でなぎ倒し、「たのも〜!!」と血走った目で堂々と現れるタイプです。

戦国武将で言えば、柴田勝家タイプ。
(・・・これ、思うんですが、わかりにくいですよね今回・・・まあいいや・・・)
言い換えると、コンセプトにしっかり共感し、もう予約をしたいなと考えてくれている、ノリノリなお客様です。

かなりの見込み客。もうあと一歩のところまできています。ここで一番大切なのは、彼らの気持ちを裏切らないこと。

ここで帰ってしまう可能性があるとしたらどんなことでしょうか?


「あれ? なんか思ってたのと違うな・・・このメニューじゃなかったのかな?」


「思ってたのとちょっと違うからひとまず一覧ページに戻ろう・・・あれ、やっぱり他のメニューはなんか違うし、このお店じゃなかったな」



みたいな感じだと考えられます。

戦国武将的に言えば、

「むむ、きゃつの居所はここではなかったか! 野郎ども!敵はここではない!敵は本能寺にあり!」

みたいな感じです。流れ的に続けてます。我ながらしびれる文章構成ですね。

ここで彼らの気持ちを裏切ってはいけません。
ですので、必要なことは・・・

の前に次のパターン。




❘ 2.疑心暗鬼顧客タイプ


Hanzo

関所の壁をすり抜け、敵を欺き、気を散らし、あらゆる網をすり抜けて、生け垣の陰にサッと降り立った忍者タイプのお客様です。
戦国時代で言えば服部半蔵や雲隠才蔵です。

いいですね。例えがかなりキレてます。


言い換えると、なんとなく、悩みも曖昧で、ひとまず「あ〜なんとなくここ良さそうだな〜」と他の包囲網を気にもとめず、なんとなく共感しながら来てしまったお客様です。

彼らをつかむのは大変です。なんといっても忍者。すぐに逃げてしまいます。ですので、せっかく本丸までのぼり詰めていても、少しイメージと違っていたらすぐに「戻る」ボタンを3連打。あっという間にもとの検索ページです。

彼らに対してやってあげなければならないのは、「自分事化」させることです。

「あ、これ私の事だ」

そんなふうに思っていただくことが必要です。彼らを逃すわけにはいけません。



❘ で、どんな文章書けばいいの?


さて、前回のブログのようにネット空間を駆け抜けて、本丸に辿り着いた無類の猛者たち。ノリノリ顧客も疑心暗鬼タイプも、実は見せてあげなければならないことは実は全く同じ。

それは「ここでなら私の悩みを解決できる」という未来像です。
そしてそれを見せるためには何が必要なのか。文章の構成を一つご紹介します。


【1】あなたのお悩みはこれですよね?
【2】そのお悩みのせいでこんなふうじゃありませんか?
【3】ですよね、わかります。
【4】その原因って、これなんです。
【5】他のとこではこんなふうじゃありませんでしたか?
【6】うちでは、こんなことやってるんです!
【7】しっかりやれば、あなたのその悩み、絶対に改善できますよ!


以上です。イメージわきますか?

お客様の反応も見てみましょう。


【1】そうなんですそれに悩んでるんです・・・
【2】そうなんですよ・・・この間こんなふうに言われちゃって・・・
【3】うう・・・
【4】えっ!?そうなんですか?どおりで・・・
【5】ああ・・・だからだめだったんだ・・・
【6】そうか、原因がそれだからこれやってるんですね!
【7】やります!行きます!予約します!!



みたいな感じです。お客さんと面と向かってお悩み相談をしているイメージを持ってみてください。そうすれば、この文章がいかに会話的になっていることがわかるのではないかと思います。


これを一番最後にしっかり見せてあげることができれば、みなさんがイメージしたお客様は十中八九きていただけます。これをみなさんがイメージできていれば、です。


❘ 今すぐでも大丈夫! みなさんメニュー文章を見てみてください!


ちょっと、みなさんそれぞれのメニュー詳細文章を見なおしてみてください。前回の流れできていただいたお客様が、どんなお悩みを持っているのか、カウンセリングをするつもりで、先ほどの流れで文章を構成してみてください。きっとお客様に響く文章になると思います。



❘ お客様のことをよくよく意識して・・・


結局のところ、大事なのはこの「どんなお客様」にきていただきたくて、「どんなふうにしてあげられるか」というところが大前提になっています。

ここができていなければ、まず前提として、誰もきていただけないのでご注意ください。その上で、メニュー詳細文章で、最後のひと押しをしてあげるのが、この「メニュー詳細ページ」です。

さて、なんとなくメニュー詳細ページで書かなければならないことはつかんでいただけましたか?
みなさんのメニュー詳細ページ、この時点でご覧になってますか?どんな文章構成になっていますか?こんなマシンで・・・とか、こんな技術で・・・とか、お客様の動きを見るのではなく、お店のすごさだけを見せつける文章になっていませんか?

もう一度、見なおしてみてください。
今日ご紹介させていただいた文章構成は、人を説得をするときに使える例文の一つにしか過ぎないので、必ずしも正解というわけではありません。いろんな文章があっていいと思います。もう一度、文章を読み返してみてください。音読です。朗読です。

頭にお客様の姿が浮かんでくるくらい、しっかりとホームページに穴が空くくらいに、じっと文章を見返してみてくださいね!


❘ 実はまだ見ないといけないところがあるメニュー詳細ページ・・・またの機会にネタをとっておきます・・・


そして、一つ実はメニュー詳細ページについてここでは書いていない重要な部分があります。
みなさんが日々やっていることで、メニュー詳細と関わる部分、実はまだお話していません。
ですが、今日は長くなってしまったので、またの機会にお話いたします。

あ、たぶんそのときは武将の話はしません・・・。